心と身体の状態
犯罪被害者やその家族・遺族の方々の多くは、誰からも援助の手を差し伸べられることなく、一人で悩み、苦しんでいるのが現状です。また、直接的な被害だけではなく、二次的被害と呼ばれる後から受けるさまざまな問題に苦しめられる方も少なくありません。
こうしたことから一種のショック状態が続き、次のような心身に変調をきたすことが多くあります。
- からだに現れる変化
- 緊張・動悸・下痢・吐き気・不眠・悪夢・食欲不振・イライラ
- こころに現れる変化
- 人に会いたくない・一人でいるのが怖い・集中力がなくなり、考えがまとまらない・不自然に感情がわいてこない・小さな音にもビクつく・人が近づくと不安になる・必要以上に緊張する・無気力・孤独感や疎外感・怒りや復讐心
- 感覚・反応に現れる変化
- 感覚、感情マヒ ・現実だという感覚がない・自分が自分でない感じ・記憶力・判断力の低下